新潟県長岡市の建設業者タカラが破産申請に入ったことが分かりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、1963年1月に創業した建設業者で、公共土木工事を主力とし、建築工事や塗装工事、産業廃棄物中間処理なども手掛けていました。
判明するピーク時の2005年5月期には売上高2億7914万円を計上しましたが、近年は公共工事減少や競合激化で受注が落ち込み、2022年5月期の売上高は5506万円にとどまっていました。
また、不動産勘定に加えて回収不能債権や建設仮勘定などの資金流出が多く、借入金に強く依存した資金運営が続いていました。
2020年9月30日に資金ショートが発生した後も事業を継続していましたが、経営状況に好転なく、資金繰りが限界に達したことで今回の事態となりました。
負債総額は1億8875万円に上ります。