コロナ禍以降「万引き激増で被害が深刻」 窮状告白した店主にアドバイス続々

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コロナ禍以降に万引きが激増。深刻な被害に困ってはいるが、「警備スタッフを雇う経済的余裕もない」と悩んでいる人も多いようだ。ある店主の告白に、『The Mirror』などイギリスのメディアが注目した。
イギリスで小売店を営む男性(50)が、万引きを繰り返す若者たちに困り果てている。新型コロナウイルスの感染が拡大した頃から被害が急増し、今では1ヶ月の被害総額が1,500ポンド(約27万3,465円)になることもあるのだという。
万引きした商品が合計200ポンド以上にならないと、現地の警察は介入しない。物を盗む若者や子供たちもそれを承知の上で、大胆な行動を繰り返しているようだ。
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困り果てた店主は、店に設置してある防犯カメラの映像を公開。這うような格好で店に忍び込む子供の姿を世間に晒し、「こういう子供たちについてはきちんと通報しています」「年齢は15~18歳の子供が多いですね」と話した。
店主はさらに「コロナ禍以降は本当にひどい状態ですよ」「子供たちが菓子やオモチャを盗んでいくんです。無理やりカウンターの後ろから使い捨て電子タバコの箱を奪う子供もいますね」と告白。
複数の店を経営しているというが、どこも子供たちによる万引き被害がひどいそうだ。
店主は万引き被害による損失を補うため、「店で扱う商品の値段を上げるしかない」「警備員を雇う金もありません」と肩を落として述べている。
なお「夏休みなど長期休暇のあいだも万引き被害が増える」と強調し、よその地域からやって来た子供たちが店に入り物を盗むケースもあるそうだ。
店主の苦境について報道で知った人たちは驚き、さまざまなアイデアをSNS上に書き込んだ。
「大きな番犬を置くのはどうか」「今後はカウンターで欲しい物を聞き、お金を受け取ってから差し出してはどうか」「素行の悪い子供は出入り禁止にしたらいい」といったアドバイスも書き込まれている。
日本でも、コロナ禍以降にやはり万引きが激増したという。多くの小売店が防犯カメラの設置、顔認識システム導入、商品の配置換えなど工夫を凝らし対応に追われているようだ。