まるや本店は4月23日、「まるや本店 銀座グラッセ」をギンザ・グラッセ(東京都中央区)にオープンする。
まるや本店は、愛知県の和食店で長年修行を積んだオーナーシェフの佐々木が2005年に創業。日本伝統の食文化であるうなぎを幅広い層の方々に身近に感じてほしいという想いから、味、食材にこだわりながらもうなぎを気軽に楽しめる価格設定でひつまぶしを中心としたうなぎ料理を提供している。捌いたうなぎは特殊な冷蔵庫ですぐに保管し、保冷車で配送することで鮮度を保ちながら配送している。
うなぎのふっくら感を残したまま、いかにパリッとさせるかを追及。照り焼きに飽きないよう甘辛い味付けを意識したタレは、天保14年(1843年)より続く伝統製法の「たまり醤油」をベースに、同社で焼いたうなぎやうなぎの骨等を練りこみ、数種類の醤油等と絶妙なバランスで調合。糖度、粘度等をこまめにチェックしながら継ぎ足ししている。ひつまぶし用のお出汁は北海道産の昆布と同社オリジナルブレンドの削り節を使用。白米は山形県産つや姫100%を使用。ひつまぶしのタレとしっかり絡むよう、あえて少しかために炊飯している。
今回、まるや本店が入るギンザ・グラッセは、地下鉄銀座駅から徒歩1分の立地。洗練された大人が集う街である銀座にオープンすることから、提供するメニューのみならず、内装や空間づくりにも注力したという。席数にゆとりをもたせ、贅沢な空間取りを行うことで、ひつまぶし等のうなぎ料理を上質な空間で堪能できる。天然木を使用した特注のテーブルとイスをはじめ、器や備品にもこだわり非日常感を演出。キッチンを囲むカウンター席からは、うなぎを焼く様子も見ることができる。
ひつまぶしは「まる」が(5,180円)、「上」(6,500円)、「特上」(8,800円)、「金箔」(9,450円)。鰻丼は「華(3切)」(4,250円)、「福(4切)」(5,580円)、「寿(6切)」(8,450円)。同店ならではのではのメニューとして、ひつまぶしに持ち帰ることが可能なお箸をセットにしたメニューも用意。全国各地の日本酒とともに堪能できる。