大村市で男子高校生に性的乱暴か…アメリカ国籍の70歳の男 初公判 マイケル・モスブロッカー被告(70)

大村市で面識のない男子高校生に性的な乱暴をした罪に問われたアメリカ国籍の70歳の男の初公判が長崎地裁で開かれました。

起訴状などによりますと、大村市幸町の無職で、アメリカ国籍のマイケル・モスブロッカー被告(70)は、去年11月10日(金)の午後5時ごろ、大村市幸町の商業施設の男子トイレで、面識のない当時18歳の男子高校生に声を掛け、腕をつかんでトイレの個室に連れ込み、約10分間にわたって性的な乱暴をした不同意性交等の罪に問われています。

初公判でモスブロッカー被告は、「性的行為を行ったのは事実だが、男子高校生との間には同意があった。私は無罪だ」と英語で述べました。

検察側は、「当時18歳の高校生は、やめてほしいと思ったが、抵抗すると何をされるか分からない恐怖心で、抵抗できなかった」と主張しました。一方、弁護側は、「2人がトイレにいた10分間に、第三者のトイレ利用者が6人いたが、誰一人として、二人の行為に気付いていないのは不自然だ」などとして、無罪を主張しています。

次回、5月17日(金)に、証人尋問が行われます。