新潟県新発田市の看護専門学校で卒業式が行われました。学生生活の3年間を新型ウイルス禍で過ごした生徒たちは、医療従事者としての誇りを胸に学び舎を巣立ちました。
3月6日、新発田病院附属看護専門学校で行われた卒業式。
病院に隣接していることから、卒業生約40人はマスクをつけて出席し、在校生は参加せず、規模を縮小する形で行われました。
【卒業生代表】
「それぞれの心の中に“看護師になりたい”という強い気持ちがあったからこそ、きょう、この日を迎えられたのだと思います」
新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた年に入学し、3年間の学生生活を新型ウイルス禍で過ごした卒業生。
実習などの授業では内容が制限され、球技大会など一部の学校行事は経験できないまま、卒業の日を迎えました。それでも…
【卒業生】
「少し制限もあったりして、どうしても窮屈だと思うところもあったが、感染症についての知識とか、根拠に基づいて感染対策をしていくというところについて、特に身についたのかなと」
「新型ウイルス禍だからこそ、学べたことがある」と、生徒たちは前を向きます。
【卒業生】
「命を預かる場所なので、色々な技術を知識を身につけて、安全を守れることを第一目標に頑張っていきたい」
困難を乗り越えた生徒たちの医療現場での活躍が期待されます。