先週から当選者にはがきの発送が始まった、名古屋市のプレミアム付き商品券で、身に覚えのない「当選はがき」が届いた人がいたことが分かりました。いったい何が起きたのでしょうか?
(名古屋市在住の女性)「ちょっと怖いというか、詐欺か個人情報が流出しているのか少し戸惑った」
「個人情報が流出しているのか…」女性の元に身に覚えのない当選…の画像はこちら >>
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名古屋市に住む29歳の女性。「不可解な当選ハガキ」は名古屋市が市民を対象に抽選で販売する、プレミアム付き商品券のものでした。1口1万円で1万3000円分の買い物ができ、先週から当選者にはがきの発送が始まっていますが。(名古屋市在住の女性)「もうひとつが実家に届いた。旧姓で届いているので、住民票にはない名前になっている」
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女性の自宅に当選ハガキが届きましたが、申し込んだ覚えのない旧姓の当選ハガキが、いまは住んでいない実家宛に届いたのです。さらに。(名古屋市在住の女性)「電話番号の下のケタが覚えのない下4ケタなので」この商品券の応募には電話番号が必要ですが、女性の実家に届いた当選はがきに記載された電話番号の下4桁はデタラメの番号でした。
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(名古屋市在住の女性)「この名前が住民票にはもう存在しないので、なぜ当選してしまうのかもよくわからない」女性の家族や親族が代わりに応募したわけでもなく、謎は深まるばかり…。
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地域活性化が目的の名古屋市のプレミアム付き商品券は、ことし国内最大規模の325億円分が販売され、事業費は91億円あまり。ことしは250万口の募集に約414万口の応募があり当選倍率は1.63倍。去年の1.38倍を上回る人気でした。(名古屋市在住の女性)「本来 当選するはずの人が、この枠の分当選できなくなってしまうので」
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名古屋市によりますとプレミアム付き商品券事業の運営は、複数の民間企業に委託していて、当選した人が実在するかどうかは住民基本台帳を使ってチェックしているということですが「亡くなった妹の名前でハガキが届いた」とか、「名前が違う」といった市民からの相談が3件ほど寄せられらたということです。
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(名古屋市在住の女性)「(個人情報の流出など)不安があるので、それが払拭できるようなきちんとした説明と改善をしてほしい」巨額の税金を使った事業で何が起こったのか?名古屋市は詳しい状況を調べています。