任期満了に伴う印西市長選は21日投開票され、無所属新人で会社代表の藤代健吾氏(39)が初当選した。4選を目指した現職の板倉正直氏(77)と新人による計6人の激戦を制した。
藤代氏は、国内外で街づくりに長く携わった経験を踏まえ「市民と世界モデルのまちを目指す」と訴え。支所・出張所の機能強化などで中心・在来地区双方の振興を図る「多極循環型」の構想を掲げ、各地域から幅広く支持を取り込んだ。
板倉氏は3期12年の実績を強調するも高齢・多選批判をかわし切れなかった。元市議の中沢俊介氏(57)、元市議の野崎崇正氏(29)、元市議の松本有利子氏(39)、元県議の大崎雄介氏(43)は及ばなかった。
投票率は49・29%で、過去最低だった前回(37・05%)を12・24ポイント上回った。当日有権者数は8万6113人(男4万2352人、女4万3761人)。