厳しい暑さ続く新潟 ミズベリングでは昼営業やめる店も「お客来ない…」 安全確保へ初の熱中症対策講座

新潟県内は7月23日、厳しい暑さに見舞われ猛暑日となった地点もありました。4日連続で熱中症警戒アラートが発表される中、新潟市では信濃川やすらぎ堤で開催中のイベント関係者を対象にした熱中症対策講座が開かれました。

4日連続で熱中症警戒アラートが出され、4つの観測地点で35℃を超える猛暑日となるなど危険な暑さとなった23日の県内。

【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市中央区、午前11時前。気温はすでに30℃を超えていて、立っているだけでも汗が噴き出てきます」

新潟市の夏の風物詩・ミズベリングが行われている信濃川やすらぎ堤。アウトドア気分を味わいながら飲食を楽しめるとあって例年多くの人でにぎわいますが…

【ミズベリング出店者】
「去年まではお昼の営業もしていたが、去年、非常に暑い日が続いて、お客さんがなかなか来られない中、私1人で待機という日が続いて」

去年の経験を踏まえ、こちらの店では今年、昼の営業を行わず夕方以降のみ営業していると言います。

【ミズベリング出店者】
「やっぱり暑い。こんなに暑かったっけ?と毎年思っている気がする」

このあと梅雨が明ければさらに厳しい暑さが続き熱中症の危険が高まることから、今年、初めてミズベリングの関係者向けに開かれたのが熱中症対策講座です。

新潟市と包括連携協定を締結している大手製薬会社がミズベリングの出店者や運営に携わるスタッフ合わせて10人に熱中症の症状やメカニズムなどについて説明しました。

【熱中症対策講座】
「朝食を抜いている、睡眠不足、激しい運動をして体の体温が過度に上昇すると体温調節反応がうまく働かず体の熱を下げることができない状態になる。最終的には体温を下げられずに熱中症になってしまう」

そのほか、コップ1杯分の水分を1日に8回程度とるのが良いなど、熱中症にならないための対策も真剣に学んでいました。

【ミズベリング出店者】
「アルコールを飲むお客さんは特に水分が出てしまう。お客さんにも水を勧めたりして水分補給をしっかりしていきたい」

【スノーピークアドバイザリースタッフ 高野祥平さん】
「出店者・スタッフもそうだし、来ていただく皆様にも安全にご利用いただけるようにしていきたい」