浴室掃除の悩みの1つ『鏡の汚れ』。白いウロコ状の汚れや粉末状の汚れが付いてしまい、こすっても落ちなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
そこで浴室の鏡をきれいにするコツについて、『おそうじ本舗』の商品・サービス開責発任者で、国家資格『ハウスクリーニング技能士』を持つ尾崎さんに聞いてみました。
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浴室の鏡をきれいに保つには、入浴後のひと手間がとても大切だそうです。
「浴室を使ったら鏡をシャワーで流し、『乾いたタオルで拭いておく』だけで、鏡をきれいに保てます」
浴室の鏡に汚れが付くのは、せっけんや皮脂、水道水の成分が鏡の表面で固まって積み重なることが主な原因です。浴室を使うたびに、鏡に付いた汚れのもとや水滴を拭いてしまえば、汚れが溜まりにくくなり汚れ防止につながります。
鏡が汚れてしまった場合は掃除が必要です。
「浴室の鏡の白い汚れは『せっけんカス』と『水あか』の2つが主な原因です。それぞれの汚れの性質に合わせた方法で洗浄することで、鏡がピカピカに蘇ります」
せっけんカスはせっけんの油分や人の皮脂が原因でできる酸性の汚れ。そのためアルカリ性の浴室用洗剤を吹きかけ、ラップで5分間密着させてからこすり落とすのが有効です。シャワーで流し終わったら乾いたタオルで水気を拭き取りましょう。
水道水に含まれるミネラル分が結晶化した水あかや、水道水とせっけんやシャンプーが反応して発生したせっけんカスは、アルカリ性の汚れです。これらには酸性の洗剤を使って落としましょう。
「クエン酸小さじ1と水100で作る『クエン酸スプレー』を汚れに吹きかけるのがおすすめです。上からラップを密着させて10分間置いたら、少量の歯磨き粉を付けたナイロンタオルでこすり落としてください」
シャワーで流し終わったら、仕上げに乾いたタオルで拭きあげ、水分を残さないようにしましょう。
「『レモン』や『お酢』も酸性の性質なので、『クエン酸』の代わりになります。ただしお酢は浴室に強いニオイが残るのでおすすめできません。また酸性の物質は塩素系のカビ除去剤と混ざると有毒な塩素ガスが出て危険なため、一緒に使わないよう注意が必要です。浴室を掃除する際は十分に換気してください。」
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毎日浴室の使用後に簡単なお手入れをすれば、汚れの付着そのものを防げます。もし汚れが付いてしまった場合は、汚れの種類に合わせたアプローチで落とすのがポイントです。
毎日の簡単なお手入れを習慣化して、きれいな鏡を保ちましょう。
※この記事はおそうじ本舗が運営する『おそうじ本舗の暮らしのガイド』の記事をもとに執筆しています。
[文・構成/grape編集部]