夜10時に荷物を届けた配達員 引き留められた理由に「これは泣く」

店舗に赴かずとも、手元の『薄くて軽い板』を使えば気軽に買い物ができるネット社会。通販利用者の増加につれて、ある業界では仕事量が多くなっています。
それは、通販サイトと客の橋渡し役となる、宅配業界。山のような荷物をさばくには、配達員たちの努力と工夫が必要になります。
また、同時に誤配防止や配達の指定日時も意識しなくてはなりません。利用者が想像する以上に、配達は時間に追われる業務なのです。
自身も配達員として働いた経験があり、宅配にまつわるいろんな人のエピソードを描いている、ゆきたこーすけさんは、1本の漫画を公開しました。
今回描いたのは、ある配達員と利用者のやり取り。夏の忙期、配達員は大量の荷物をさばくため、トラックと自分の足で街を駆け回っていました。
そのため終盤の配達では、すっかり夜遅くに。迷った末、彼は恐るおそるインターホンを鳴らすことにします…。
出典:運び屋ゆきたの漫画な日常
出典:運び屋ゆきたの漫画な日常
生活リズムによっては、22時にもう眠っている家庭もあるかもしれません。そのため、夜遅くの配達は「こんな夜遅くに尋ねてくるだなんて、非常識だ!」と怒られる可能性もあります。
叱られるパターンを想像しながら、インターホンを鳴らした配達員。しかし、実際は怒られるどころか、飲み物の差し入れをしてもらえたといいます。
利用者は、配達員の事情をなんとなく察したのでしょう。だからこそ、「お疲れ様です」と「ありがとう」の気持ちを込めて、飲み物を手渡したのです。
人の温かさが詰まったエピソードは、漫画を読んだ多くの人にも笑顔を分け与えてくれました。
・忙しい時は精神的にも参るよね。そんな時に優しさに触れたら、すごく染みると思う。
・これは泣く。どんな仕事も人と人との関わりなんだな、と再認識させられますね。
・温かい結末でよかったー!こういう優しさの輪が広まってほしい。
どんな仕事も、相手から感謝をされると自然とやる気が湧いてくるもの。
利用者の想いが込められた飲み物は、いつも以上に配達員の身体に染み渡ったはずです!
[文・構成/grape編集部]