沖縄県立南部工業高校(八重瀬町富盛、下地二夫校長)電気科3年の生徒6人がこのほど、国家資格の電気工事士試験に合格し、3人が電気・情報技術を競う県大会で優秀な成績を収めた。
電気工事士試験では、工場やビルなど高電力の工事を担う第1種で宇地原柚樹さん、具志堅泰次さん、玉城光基さんが難関を突破。一般住宅や小規模店舗対象の第2種には徳浜冠さん、譜久里凛さん、比嘉颯也さんが合格した。
具志堅さんは「早朝や放課後の講習を受け、3人で教え合って切磋琢磨(せっさたくま)して合格できた」と笑顔を浮かべた。
大会では、6月開催の「高校生ものづくりコンテスト」電気工事部門で高江洲怜亞さんが優勝。同月の「情報技術コンテスト」ロボットソフト組み込み部門では具志堅さん、伊佐碧侑真さんが2位に入り、それぞれ九州、全国大会に出場した。
高江洲さんは「昨年大会は施工の早さ重視で丁寧さがなかった。今年は早く丁寧にを心がけてリベンジできた」と語り、伊佐さんは「トラブルもあったが、やれる範囲で全力を尽くした。この経験を就職に生かしたい」と力を込めた。
(南部報道部・新崎哲史)早朝や放課後に講習 教え合って切磋琢磨 高3の6人、国家資格…の画像はこちら >>
国家資格取得やコンテスト入賞を果たした南部工業高校の電気科3年生と教諭ら=9日、八重瀬町富盛の同校