カナダのニューファンドランド・ラブラドール州に位置する自然が美しい町、コンセプション・ベイ・サウス。
この町で行われた市民マラソン大会で起きたハプニングが話題になっています。
2024年9月、さわやかな秋の日に『T’Railway Trek Half Marathon』というハーフマラソン大会が開催されました。
コースの途中、ランナーたちは『テイラーズ・パンプキンパッチ』という農園のそばを通りすぎます。
すると、たくさんのランナーたちの姿を見た1頭のヤギが、首輪を壊して農園から脱走。
そのままランナーたちと一緒に走り始めたのです!
※画像はFacebook上で閲覧できます。
このヤギはジョシュアくんといい、しれっとほかのランナーたちと一緒にマラソンを楽しんでいたといいます。
ジョシュアくんが『テイラーズ・パンプキンパッチ』から逃げたヤギだということはすぐに分かったようで、農園に連絡が来たそうです。
スタッフが迎えに行くと、コースの途中で親切なランナーたちがジョシュアくんに付き添っていたとのこと。
その後、スタッフはジョシュアくんをゴールまで連れて行くと、多くの人たちが温かく迎えてくれたのだとか。
さらに、参加者がもらえるメダルも受け取りました!
『テイラーズ・パンプキンパッチ』の投稿を見た人たちからは、笑いが起こりました。
・大笑いした!ジョシュアくん、初めてのメダル獲得おめでとう。
・交差点で彼を見つけて写真を撮った後、捕まえようとしたけどダメだったよ。ジョシュア、お疲れ様!
・私は給水所にいたけれど、ジョシュアはみんなと一緒に走るのが楽しそうだったよ。
この出来事ですっかり有名になったジョシュアくんは、なんと後日コンセプション・ベイ・サウス市の市議会に呼ばれたのだそう。
そこで、マラソン大会への「予想外ながらも熱心な参加」に対して名誉メダルが授与されました!
マラソンをしていたら、隣でヤギが一緒に走っているなんて…想像しただけで笑ってしまいますね。
首輪を壊し、農園のフェンスを乗り越えて脱走したジョシュアくんは、よほどマラソンに参加したかったのでしょう。
多くのランナーたちを笑顔にして大会を盛り上げたたジョシュアくんは、名誉メダルを受けるのにふさわしいですね!
[文・構成/grape編集部]