昨年11~12月にブラジル・リオデジャネイロで開かれたサーフィンの世界ジュニア選手権で、女子18歳以下の部で日本勢初優勝を果たした松岡亜音選手(18)=南房総市=が同市役所を訪れ、石井裕市長に優勝の喜びと今後の目標を語った。
国際サーフィン連盟(ISA)が主催する18歳以下の世界一を決める同大会。トップサーファーへの登竜門とも言える大会で、今回は46カ国から365人が参加、日本勢は男女12人が出場した。松岡選手は決勝で波が少ない難条件の中、終盤で良質の波を鋭く乗りこなし高得点をマーク。逆転で頂点に立った。
南千倉海岸のそばでサーフショップを営んでいた両親の影響で、4歳から競技を始めた松岡選手。10歳からは米カリフォルニア州に毎年通って本場の技を吸収した。松岡選手は快挙に「優勝できてうれしい」と笑顔。「日本人が活躍することでサーフィンに興味を持ち、競技人口が増えてくれれば」と期待を込めつつ、「五輪出場を目標に頑張りたい」とさらなる大舞台での活躍に意欲を見せた。
石井市長は「このような世界大会での優勝は大変素晴らしいこと。遠征ばかりで大変だとは思うが、体調管理に気を付けて、これからの活躍にも期待している」と話した。