水の出しっぱなしで民泊ホストに光熱費20万の請求 キャンセル拒否された客の腹いせ

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ホテルや旅館に宿泊するより、安く旅費を抑えられるとあって人気の民泊システム『Airbnb』。だが、一般人が所有する物件を利用することから、問題もしばしば報告されている。
このたび韓国のある物件で起こった悪質なトラブルを、シンガポールの『AsiaOne』や香港の『South China Morning Post』が報じた。
問題になっているのは、韓国旅行を計画していた中国出身のカップルの行動だ。Airbnbの予約サイトを通じて、ソウル市内に一般人男性が所有している別荘を25日間分予約した。
しかし、その別荘が郊外の不便な場所にあることに気が付き、カップルは予約のキャンセルを要請。ところが宿泊料金はすでに支払い済みで予約も確定していたため、韓国のホストは取り消しを拒否したという。
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すると、カップルはホストの男性に「室内に防犯カメラはありますか?」と尋ねた。男性は不審に感じながらも設置していないことを伝えると、ふたりはしぶしぶ宿泊を承諾したという。
カップルが滞在を終えてしばらくしてから、前月の光熱費の請求書を見た男性は驚愕した。なんと水道量が120トンにのぼり、水道代と電気代で約1万6,000円。ガス代が9万8,000円で、さらに設備の修理でも要請したのか、「諸経費」として別途9万7,000円が請求されたという。

カップルは滞在中ずっと水道を出しっぱなしにし、室内すべての電気とガスを付けたまま放置していた。防犯カメラの映像から、滞在したのは25日間のうちわずか5日間だけで、そのいずれも5分以内だったことが分かっている。
ショックを受けたホストの男性はAirbnbに苦情を入れたが、「それはホストと宿泊客の問題であり、当社は一切の責任を負いかねます」との返事が返って来たそうだ。
その後、男性はカップルに連絡しようとするも、すでに帰国しており音信不通に。通常の5倍もの光熱費を、全額支払うことを余儀なくされた。「予約キャンセルを拒否した腹いせだとしても、ひどすぎます」とメディアに怒りをぶつけている。
また世間からも「水を無駄遣いするな」「そのカップルは最悪ね。責任を取らせるべき」など、多くの批判が集中している模様だ。