エアコンがくさい!? 内部のカビ対策は – パナソニックが解説

パナソニックは5月30日、パナソニック ナノイーXが実施したエアコンのカビに関する意識調査の結果と同社のエアーマイスターによるカビ対策を紹介した。調査は4月28日~29日、20代~60代の男女550人を対象に行われたもの。

まず、エアコン内部のカビが気になった経験があるか聞いたところ、17%が「頻繁にある」、58%が「たまにある」と回答し、合わせて75%がエアコンのカビが気になった経験がある事が分かった。

エアコンの風からイヤなニオイを感じた経験については、「頻繁にある」は12%、「たまにある」は62%となり、74%がエアコンの風からイヤなニオイを感じたことがあるという結果に。

カビが生える条件は、主に「温度」「湿度」「栄養」の3つが挙げられ、これらが揃うとカビが増殖するとのこと。

室内では、温度20℃~30℃、湿度60%以上の環境がカビにとっての好条件となり、使用後のお風呂場や洗面室、使用直後の結露が発生しているエアコンの内部は特にカビが生えやすい場所といえる。

花粉やダニなどと同様に、カビの胞子もアレル物質となる可能性があり、カビが繁殖するような環境は改善が必須となる。

おうちのカビ対策には、換気、湿度コントロール、掃除や家電の手入れが重要となる。

24時間換気システムは常に運転させた上で、1日に1回~2回は窓を開けての自然換気を行うことが推奨される。

カビのリスクを抑えるには、各部屋に湿度計を置いておくなどで湿度60%以下を保つことが大切。押し入れなどの専用の乾燥剤などは、風を当てて乾燥させる方が効果を期待できるとのこと。

カビの栄養源となるホコリや汚れが溜まらない環境づくりとして、日常的な掃除のほか、カーテンなど布製品の洗濯、布団干しなどもこまめに行うのが望ましい。エアコンや空気清浄機といった家電類のフィルターもホコリが溜まりやすいため、定期的な手入れが大切となる。