小池百合子知事、都議会で所信表明演説 コロナは5類も「東京モデルをベースに今後も安心して医療を受けられるよう取り組みをしっかりと進める」

東京都の小池百合子知事が6日、都議会で所信表明演説を行った。
新型コロナウイルス感染症は5月8日から5類に移行。小池氏は都内で最初の感染が確認されてから1200日は「『都民の命と健康をどのようにしたら守れるか』という試行錯誤の連続だった」と回想。約2000億円の補正予算を提案し、「築きあげてきた東京モデルをベースに今後も安心して医療を受けられるよう取り組みをしっかりと進める」と演説した。
また新宿区の歌舞伎町に人出が戻ってきたことや、練馬区のとしまえん跡地に人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパーク「ワーナーブラザーススタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が16日に開業するなど、コロナ禍で冷え込んだ経済も回復の兆しが見えつつある。外国人旅行客も戻りつつある。小池氏は「時機を逸することなく首都・東京がポストコロナの反転攻勢をけん引し、成長の兆しを大きなうねりへと育てなければならない」と述べた。