パーソルプロセス&テクノロジーは、「デジタル学習実態調査 2023」の結果を5月31日に発表した。調査は3月24日~26日の期間、20~69歳のはたらく男女5,000名を対象に、インターネットにて実施したもの。
仕事のために「デジタル」を学ぶ必要性を感じているか、に対し55.8%が「感じている」と回答。従業員規模別に見ると、1,000人以上の規模の企業にて必要性を感じている割合が高い傾向がみられた。
DXやデジタル活用を学ぶ機会を「提供されている」との回答は、わずか14.9%と判明。
従業員規模別でみると、従業員数が少なくなるほど「提供されている」割合が減少傾向にあることが明らかに。また、デジタルを学びたい理由を尋ねたところ、「現在の業務をより遂行しやすくするため」(45.5%)が最も多く、次いで「キャリアアップにつながるため」(37.0%)、「会社から求められているため」(33.5%)との結果に。
次に、今後デジタル学習を「学びたい」(48.7%)、「どちらともいえない」(29.4%)と回答した人を対象に、今後デジタルを学ぶ際に希望する学習方法について尋ねたところ、最も多かったのは「e-ラーニング」(46.4%)だった。次いで、「オンライン型の集合研修」(20.2%)、「オンライン型のワークショップ」(18.4%)、「自主学習」(18.2%)と続いた。また、1,000人以上の企業では「e-ラーニング」が約6割と、全体を大きく上回る結果に。
今後デジタルを学ぶとした時に希望する学習内容をみると、1位「IT・PCの基本スキル」(43.6%)、2位「DX基礎知識」(33.2%)、3位「情報セキュリティ」(32.3%)と続いた。