買い取り査定中に窃盗容疑=組織ぐるみか、元代表逮捕―園原広大容疑者(30)

買い取り査定中に貴金属を盗んだなどとして、警視庁捜査3課は2日までに、窃盗容疑で、不用品回収会社の元代表園原広大容疑者(30)=千葉県浦安市明海=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。  同社をめぐっては、同容疑などで元社員ら5人が逮捕されている。いずれも手口が似ており、同課は組織ぐるみの疑いもあるとみて調べる。  逮捕容疑は昨年8月23日午後、東京都江東区の女性(86)宅で不用品の買い取り査定中、指輪など4点(計約8万円相当)を盗んだ疑い。   同課によると、「他に物はないか」などと聞き、女性が目を離した隙に室内を物色していた。女性は1人で対応したが、その後帰宅した家族が不審に思い、警察に相談し発覚した。  同社による査定中の窃盗被害は昨年3~10月、都内や千葉県などで計84件確認され、被害額は計約2500万円に上っているという。