午前4時半頃に“斜面の動き”検知…JR沿線で土砂崩れ 流れ込んだ土砂が柵を押し倒し線路へ 復旧めど立たず

8日からの雨で線路に土砂が流れ込んだため、JR飯田線は愛知県新城市内の区間で運転を見合わせています。

新城市にあるJR飯田線の三河東郷駅から300mほどの所で、土砂崩れが起きました。流れ込んだ土砂は柵を押し倒し、線路にまで届いています。

JR東海によりますと、9日午前4時26分に斜面の動きを検知したということです。現場では復旧に向けた作業が進められていましたが、午後5時現在は中断されています。

一時は作業員40人ほどで土砂を片付ける作業に当たる様子も見られました。

周辺の人によりますと、8日夜から9日朝にかけては、2日から3日にかけてほどではないもののかなり強く雨が降り続いたということです。

この影響でJR飯田線は、新城駅から大海駅の区間で終日運転を見合わせました。

JR東海によりますと、復旧のめどはまだ立っておらず、早くても10日だということですが、作業の進捗や被害の状況次第ではさらに時間がかかる可能性もあるとしています。