紙幣“1億円”重さ体験 多古第一小 税の仕組み、大切さ学ぶ

多古町立多古第一小学校(名上健一校長)で、佐原法人会青年部会による租税教室が開かれた。部会長の山崎敦史さんが講師となり、6年生57人に分かりやすく税の仕組みを教えた。児童らは重さ約10キロある1億円分の模擬紙幣を持つ体験も行った。
教室は税金が社会の中でどのように使われているのかを知ってもらうのが目的。児童が社会科の授業で税について学ぶ時期に合わせて毎年実施している。
山崎さんは「税金のない世界」を描いたアニメやパネルを用いて、税金の種類や国に納められるまでの流れを説明した。「税金はみんなで助け合って生活するための会費」と納税の大切さを呼びかけた。
参加した大和田明咲さん(11)は「税金の大切さをたくさん知ることができた。家に帰ったら親に伝えたい」と話した。