毎日数時間のトイレ休憩を取り続けた男性社員がクビに 最大6時…の画像はこちら >>
中国の男性が、就業時間の大半を占めるほど長時間の「トイレ休憩」を毎日取っていたことが理由で、勤めていた会社を解雇されたという。『CNBC TV』『Times Now News』などの海外メディアが報じた
中国メディアが報じたところによると、王という姓だけが判明しているこの男性は、長いトイレ休憩の理由として健康上の問題を抱えていたようだ。
彼は最近、肛門や腸の問題により手術を受けた。しかし術後数ヶ月が経過しても痛みが引かず、毎日出勤後に3~6時間トイレにこもっていなければならなかったと語っている。
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中国の大都市である天津にあるというその会社の公式記録には、例えば王さんが1週間の勤務の間に20回以上トイレを使用していたことなどが記載されている。
会社はこれらの記録を元に王さんを解雇し、この処分は遅刻や欠勤、早退などに関する会社の規則に沿ったものだと主張。ところが王さんはこの判断に納得がいかず、裁判所に訴えを起こすことになった。
王さんの労働争議は最終的に高等法院まで持ち込まれたが、判事は会社の決定が「合法的かつ正当なもの」であるとして、王さんに有利な判決を下さなかった。
また最大で6時間という王さんのトイレ休憩の長さは、「合理的かつ正常な生理学的ニーズの範囲内ではない」と述べ、解雇は不当であるという彼の主張を退けている。
そもそも出勤して何時間もトイレにいなくてはならない体調であれば、本来なら病院や自宅で療養を続けるべきではないだろうか。
SNS上では「故意ではないにせよ、せめて家にいるべき」「6時間もトイレにいられることが信じられない」「会社の判断は妥当だと思う」などの反応が寄せられていた。
また「うちの会社にも毎日障害者用トイレに何時間もこもる同僚がいた。ある日、Wi-Fiから彼のMACアドレスをブロックしたら、不思議なことに常人並の時間で帰ってくるようになった」というコメントも寄せられている。