赤ちゃんベルーガ 誕生直後に死ぬ 「グレイ」(推定24歳)が出産 死因は調査中 名古屋港水族館

名古屋港水族館で、6月11日に生まれたばかりのベルーガ(シロイルカ)の赤ちゃんが死にました。
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名古屋港水族館によりますと、ベルーガの「グレイ」(推定年齢24歳)が、6月11日午前11時36分に赤ちゃんを出産しましたが、およそ30分後に赤ちゃんベルーガが死んだことが確認されたということです。
グレイ(2013年取材当時)
午前10時21分に赤ちゃんベルーガの尾ビレが出始め、1時間15分後の出産となりましたが、生まれたあと、赤ちゃんはうまく呼吸ができていなかったということです。
グレイ(提供 名古屋港水族館)
この赤ちゃんは「グレイ」と「ニコ」(推定年齢15歳)の間に生まれたメスの赤ちゃんで、体調141.5cm、体重42.4kgでした。ベルーガの出産は、名古屋港水族館では11年ぶりで、待望の赤ちゃんでした。
赤ちゃんベルーガの死因については、現在調査中だということですが、ベルーガの妊娠期間は一般的に14か月から16か月で、グレイは今年7月から8月に出産予定だったということで、早産が影響した可能性もあるということです。
名古屋港水族館で、ベルーガの飼育を担当している大友航さんは、「母親のグレイは、よく頑張ってくれました。出産後もエサをよく食べていて、現在元気に過ごしています。今回は残念でしたが、今後の繁殖にこの経験を生かしていきたい」と話していました。