2023年6月13日、ロックバンド『BAAD』の新井康徳さんが亡くなったことが分かりました。55歳でした。
この日、『BAAD』はウェブサイトを更新し、新井さんの逝去を報告。発表によると、新井さんは同年5月22日に息を引き取ったといいます。
『BAAD』は、1993年から放送されたテレビアニメ『SLAM DUNK(以下、スラムダンク)』のオープニングソングだった、『君が好きだと叫びたい』が大ヒット。
2022年12月に新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されたことと、2023年にデビュー30周年を迎えることを受け、同バンドは『再会』と称した活動再開を発表していました。
以前から病気で療養をしていたという、新井さん。同バンドの所属事務所は、ウェブサイトでこのようにコメントを掲載しています。
約30年ぶりにBAADメンバーが“再会”し、5月18日にイベント出演が決定した際、本人も参加したいと強く希望し、治療に専念して参りました。
弊社としましてもその想いに応えるべく、“再会”を信じて参りましたが、突然の訃報にメンバー・スタッフ一同、未だ現実を受け止めきれない状況にございます。
葬儀・告別式につきましては、ご親族及び近親者のみにて執り行われました。
事後のお知らせとなり誠に恐縮ではございますが、ご遺族 及び BAADメンバーへの個別のお問い合せや取材はご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。
皆様には生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、ここに謹んでお報せ申し上げます。
BAAD Official website ーより引用
前述したように、同バンドは2023年に『再会』を発表したばかり。しかし、大切なメンバーの1人が旅立ってしまいました。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』が大ヒットし、『スラムダンク』が再ブームを巻き起こしたことから、幅広い世代が代表曲の『君が好きだと叫びたい』を耳にしていたようです。
新井さんの逝去は多くの人に衝撃を与え、ネットでは「結成30周年の節目に別れの日が来るなんて」「素晴らしい演奏をありがとう」といった声が上がっています。
今後も新井さんの演奏は、楽曲を通してたくさんの人に感動を与えてくれるでしょう。新井さんのご冥福をお祈りいたします。
[文・構成/grape編集部]