頭に袋被せられ窒息死…20歳女子大生への嘱託殺人の罪 49歳男に執行猶予付きの有罪判決「主導的な役割」

2022年、心中を計画し、名古屋市中区のホテルで女子大生を窒息死させ嘱託殺人の罪に問われていた男に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

愛知県安城市の無職・鈴木健太被告(49)は2022年12月、心中しようと考え、名古屋市中区のホテルに集まった4人のうち、当時20歳の女子大生の頭にビニール袋をかぶせるなどして窒息死させた嘱託殺人の罪に問われていました。

これまでの裁判で、鈴木被告は起訴内容を認め、検察側は「SNSで自殺志願者を募り集団自殺を画策した」などとして、懲役3年を求刑していました。

14日の判決で、名古屋地裁は「自殺方法を提案するなど主導的な役割を果たした」と指摘しましたが、「遺族に謝罪している」などとして、鈴木被告に懲役3年・執行猶予4年の判決を言い渡しました。

名古屋地裁は、女子大生に睡眠薬などを飲ませ自殺を手助けした罪に問われた渡邉真由美被告(40)についても「責任は軽くない」などとして、懲役2年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。