中小・零細企業の夏ボーナス、平均支給額が昨年より増加した企業はどれくらい?

フリーウェイジャパンは6月15日、「2023年度 夏のボーナス実態調査」の結果を発表した。今回は昨年度と比較した支給額の増減などをまとめた。調査期間は5月16日~22日、調査対象・有効回答は中小企業/零細企業の従業員140人、代表取締役115人。

同調査で、今夏のボーナスについて「支給予定あり/支給済み」(31.3%)と答えた経営者に、昨夏のボーナスと比べて増減はあったか尋ねたところ、44.4%が「全体的に増加した・増加する」と回答。他方、「全体的に減少した・減少する」は16.7%、「変わらない」は38.9%となった。また、今年度の上期と昨年度の下期での業績の変化については、「変化なし」が44.3%で最多となった。

次に、過去半年以内の賃上げ実施有無を対象に調べると、「はい」が41.7%、「いいえ」が58.3%に。そして賃上げを実施した企業のうち、今年度のボーナス支給額への影響については、半数の50.0%が「影響はない」と回答し、「良い影響がある」は6.3%、「やや良い影響がある」は18.8%、「悪影響がある」は2.0%、「やや悪影響がある」は4.2%となった。

最後に冬ボーナスの支給見込みを経営者に聞くと、「立っている」が23.5%、「立っていない」が44.3%、「わからない」が32.2%となり、冬ボーナスの支給見込みが立っている企業は昨年度より14.2ポイント減少したことがわかった。