夏場においしい「ごはん」を食べるには? お米の正しい保存方法と炊き方を象印が解説

象印はこのほど、夏場の正しいお米の保存方法とごはんの美味しい炊き方を公開した。

まず、お米は長期間保存できる印象があるものの、実は精米直後から酸化が進んでいき、本来の風味が損なわれていくという。特に、梅雨どきから夏場の精米後の賞味期限は、6月~7月は20日間、8月は2週間以内が目安となっている。

保存の際には、買ったままの状態の米袋には、空気穴がついているため、購入後は密閉容器に入れて保存するのがポイントとのこと。

同社では、「少量購入」「密閉保存」にくわえ、高温多湿の環境がお米が傷む原因となる事から「冷蔵庫」を”お米の保存の3原則”としている。

ごはんの炊き方においては、予約時間を8時間以内にする事のほか、お米の計量に「カップ山盛り」と「すりきり」を用いる事、お米を「やさしく」洗う事を推奨している。

夏場は水温も高くなる事でお米の腐敗が早くなるため、予約炊飯の際は米の浸しすぎを防ぐために8時間以内の炊飯が目安となるという。

お米の計量は、カップに山盛りに入れ、それをすりきり棒でそっとすりきることで正確な量を計る事ができ、水加減のバランスが崩れて炊き上がりが悪くなるのを防ぐとのこと。

お米を洗う際には手のひらでギュッギュッと押し付けると、米粒が欠けたりつぶれてしまうため、指を立ててかき混ぜるのがポイントとなる。

また、”五つ星お米マイスター”の金子真人氏によると、夏場には水分と同時にエネルギー、ビタミン、食物繊維も摂ることができる「ごはん食」がおすすめとのこと。特に、水分を多く含む旬の野菜を使った「夏野菜カレー」や、冷たい出汁をかけて楽しむ「冷や汁」、酢飯でさっぱり食べられる「いなりずし」を推奨している。