常識破りのロングシューター バスケットボール・富永啓生選手が日本代表候補に【動画あり】

どの位置からでもシュートを決める驚異のロングシューター、名古屋市守山区出身のバスケットボール、富永啓生(とみながけいせい)選手。その富永選手が8月に開催されるバスケットボールワールドカップの日本代表候補に選出されました。
センターラインのはるか後方から、見事ゴールを射抜いた富永啓生(とみなが けいせい)選手。高校生の富永選手をCBCテレビが取材したときの映像です。
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(富永啓生選手)「どこからどんな体勢でうっても、入るときはありますね」
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その言葉通り、体育館の観客席から放ったシュートも、見事に決めてみせます。距離も場所も関係ないロングシュートを武器に、今はアメリカ・ネブラスカ州で幼いころからの夢を叶えるために闘っています。この選手が今、本場アメリカで注目度急上昇中の若武者です。
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6月に帰国した富永選手は、アメリカでの手応えをこう表現しました。(富永啓生選手)「今シーズン本当に自分の思うようなプレーが、シーズンの後半のほうにできるようになってきて、自分の成長や自信につながるいい1年でした」
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富永選手をはぐぐんだのは、バスケ一筋の家族でした。日本代表選手だった父・啓之さんと実業団の選手だった母・ひとみさんの間に生まれた富永選手。生まれて初めてもらったおもちゃはバスケットボールでした。(父・啓之さん)「僕ら2人ともバスケットをやっていたので、絶対にバスケットボール選手にさせたいと」
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小学校の卒業式で語った将来の夢は…(富永啓生選手)「バスケットボールの選手になってNBAで大活躍します」すでにこのときから、富永選手の目は世界を捉えていました。
その後、豊橋市の桜丘高校へ進学し、その才能が一気に開花。日本屈指のロングシューターへと成長しました。高校で全国大会の得点王になるなど、十分な実績を積み上げた富永選手が次のステージに選んだのが、バスケの本場アメリカでした。
(富永啓生選手)「アメリカに行ったほうがより成長できると思ったし、もっと上のところを目指していきたい」(父・啓之さん)「楽しみでしかないです」(母・ひとみさん)「きつい状態でこの子がどれだけ力を発揮出来るようになるかとか…。すごく強くなると思うし、やりきってくれれば」
現在、富永選手が所属しているのは、ネブラスカ州リンカーンにあるネブラスカ大学。ホームゲームでは1万5000人を超えるファンが駆け付け、まるでプロ球団のように人気のあるアメリカの大学バスケ。そんな中、ロングシュート連発で地元のファンたちの心をつかんだ富永選手。前回の東京オリンピックでは、3人制バスケ「3×3(スリーエックススリー)」の日本代表として出場。日本を決勝トーナメントに導く活躍を見せました。そんな富永選手が、今年8月に開催されるバスケットボールワールドカップの日本代表候補に選出されました。そこでの意気込みを富永選手は…(富永啓生選手)「自分のできることを発揮して、代表メンバーに選ばれることを目標に頑張っています」
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そして、チームのトム・ホーバス監督は…。(日本代表 トム・ホーバス監督)「この1年半は、このメンバーで1回も同じタイミングで集まっていない。本当にこれから楽しみです」
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(富永啓生選手)「得意としているのは3ポイントなので、もちろん3ポイントのところもそうですし、あとはオフェンスのバリエーションであったりとか、オフェンス全般的な部分は注目してほしいです」8月25日から始まるバスケットボールワールドカップ。富永啓生の名前が日本列島をにぎわすことになるでしょう。