小池百合子東京都知事、マイナンバーの問題洗い出しに私見「秋までというと厳しいんじゃないか」

東京都の小池百合子知事は23日、定例会見に出席し、マイナンバー問題について語った。
マイナンバーカードを巡っては、2024年秋に現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針となっているが、「マイナ保険証」に別人の医療情報が登録された事例が7000件以上発覚したほか、同姓同名の他人にマイナンバーカードが交付されて使用された事案や障害者手帳情報のひも付けミスなど問題が多発している。
政府は21日、マイナンバーに関する省庁横断の情報総点検本部を設け、ほかにもデータに誤りがないか秋までに洗い出すと決めた。
これを踏まえ小池氏は「ポイントは関係機関が連携して都民、国民の安心と信頼を得られるように取り組むことが重要。国は現場の声を聞きながら問題解決に全力を挙げていただきたい」と話した。
また問題を秋までに洗い出すことについて小池氏は「秋までというとなかなか厳しいんじゃないか。現場が仕事をしやすいような方針を明確に示していただきたい」と話した。