夏になり、気温が上昇してくるとエアコンの使用などで電気代が上がります。エアコンを使用しない節電は、熱中症のリスクが高まり危険です。上手にエアコンを使いながらも、節電を意識して健康的に過ごすことが大切です。今回は、100円ショップで売られている夏の節電に使えそうなアイテムをご紹介します。
○窓ガラスから入ってくる熱気をカット
冷房効率を上げるには、なんと言っても窓対策です。窓ガラスから入ってくる熱気をカットするようなアイテムを取り入れましょう。100円ショップで選んだのがこの2点。好きなサイズに切って貼るだけの簡単仕様です。
「日差し&冷気をシャットシート」とそのものずばりのネーミングです。幅40㎝×長さ90㎝のシートが2枚入っています。貼り方は窓ガラスをきれいに拭いてからシートのクッション性がある面に霧吹きで水を吹き付けたら、窓ガラスに貼ります。
糊がついていないので、はがしやすいのもメリットですが、裏を返せばはがれやすいです。写真を見ていただいてもわかるのですが、ほぼ光を通さないため窓からの眺めが悪くなります。
こちらもガラス窓用のシートです。「じりじり日差しを遮光+紫外線カット」ということで、UVカット98%、可視光線透過率13%(±5%)と先ほどのシートと比較するとなかなかに高性能なシートです。
こちらも、水を使って貼ります。画像を見ていただくとわかるのですが、サイズが45cm×45cmと小さいため、小窓などカーテンが設置しにくいところにはとてもよい商品かと思います。また、ミラータイプなので目隠し効果もあり、人目が気になる窓に使えるのもいいですね。こちらはやや透過性があるため暗くなるものの、窓から外を眺めることもできます。大きいものが欲しいときは、ホームセンターなどで入手することをおすすめします。
○バルコニーからの太陽光をカット
そしてこちらが、「バルコニーシェード」です。
バルコニーからの太陽光や熱をカットしてくれるものです。90cm×90cmのため、長いバルコニーの場合は複数枚必要になります。シェードとバルコニーを結ぶ紐は別売りとなっていますが、手持ちのビニール紐でも問題ないかと思います。我が家のベランダの場合、サイズや紐を結ぶ隙間がないため、使えませんでした。台風など強風が吹くと外れて飛んでしまう可能性もあるので、紐をきっちりと結ぶか、台風の前には外して室内保管しておくとよいでしょう。
○便座の暖房機能はオフにしてシートを
気温が上昇したら、切っておきたいのが暖房便座の暖房機能です。暖房機能を切ると、座ったときの冷たさが苦手という方は、100円で購入できる便座シートをおすすめします。便座の型を選ばないのも良い点です。洗って何度か使えるのも経済的です。ヨコですが、ヨレた便座シートを海外旅行へ持っていき、ホテルの部屋の便座に付けて使って、帰国する際に捨てて帰ります。
○ひんやりマットやアイス枕を活用
100円商品ではありませんが、200円商品で節電に効果がありそうな冷感アイテムがありましたので、2点ご紹介します。
1点目は「抗菌ひんやりジェルマット」です。ジェルが体表面の熱を吸収してくれるので、ひんやりと気もちがよいです。椅子に敷くとこんな感じです。椅子に敷いても、布団の足の方に置いて足の熱を逃がすなどサイズ感もちょうどよいです。
2点目が、「ソフトアイスマクラ」です。冷凍庫で凍らせて使ってもよいのですが、個人的にはこのままでも十分冷たいと感じました。夏本番には凍らせて使うと長持ちしますね。ワンポイントとして、凍らせるときはジップロックに入れてから冷凍庫へ入れると、冷凍庫特有のにおいが付着しにくくなりまた、アイスマクラの保護にもなります。
夏の節電は無理をし過ぎず、できるだけ快適に過ごしたいものです。100円ショップで売られているグッズでも便利なものはたくさんありますので、用途やサイズに合わせて活用してみてはいかがでしょうか。
今回購入したアイテムは全てダイソーのものです。店舗によっては置いていない、売り切れている場合もありますので、他の100円ショップもチェックしてみてくださいね。
丸山晴美 外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している この著者の記事一覧はこちら