自動運転のドローンが処方薬を患者のもとへ 高齢化進む阿賀町で実験 河野デジタル相も視察【新潟】

25日、阿賀町でドローンを活用し薬局から患者のもとに処方薬を運ぶ実験が行われ、河野太郎デジタル大臣が視察しました。

町の診療所脇のグラウンドに上空から到着した1機のドローン。

運んできた荷物は薬です。

高齢化が進む阿賀町では町営の診療所に薬局が併設されておらず、患者は受診後に5キロ以上離れた薬局で処方薬を受け取る必要があり、移動の負担が課題となっています。

河野太郎デジタル相も視察する中、実験では薬局から患者がいる診療所まで、自動運転のドローンで安全に処方薬を届けるルートなどを確認しました。

【河野太郎デジタル相】
「医薬品の配送のニーズが非常に高いと思う。それ以外にも買い物難民にならないような日用品あるいは食料品の配送というのも当然必要になってくるので、なるべく早く単に実験をやるだけでなく実装して行きたい」

阿賀町は今年度中にまずは医療品以外の日用品などで、ドローン配送を始めたい考えです。