調達物資の納入を偽装したとして、陸上自衛隊松戸駐屯地は7日、関東補給処の男性2等陸曹(49)を停職22日に、需品学校の30代の男性2等陸曹を同16日の懲戒処分にした。同学校の50代の男性1等陸曹も受領検査を怠ったとして同6日の懲戒処分にした。
同駐屯地によると、同補給処の2等陸曹は2021年3月31日、需品学校が発注した輸送業務に関する機材が納品されていなかったにもかかわらず、同学校の2等陸曹に納品されたと偽るよう指示。同学校の2等陸曹もこれに従った。1等陸曹は同日、受領検査官としての検査を怠った。
同5月31日の会計監査で判明。同補給処の2等陸曹は今後の納品に不具合が生じることを心配して偽装させたという。