「犯罪に当たる恐れがある」80代女性がニセ電話詐欺で計3300万円の被害 男らと連絡取れなくなり発覚

岐阜県の80代の女性が、市役所の職員を名乗る男からのニセ電話をきっかけに、現金3300万円をだまし取られました。

警察によりますと、2023年3月、岐阜県内に住む80代の女性の住宅に、市役所職員を名乗る男から「ボランティア会員に登録されていて、代わりの人を出してください」などと電話がありました。

女性が教えられた「ボランティアセンター」の番号に電話するなどすると、その後「教えてはいけない情報を教えたことなどが犯罪に当たる恐れがある」などと言われたということです。

その後さらに「金融庁の者がお金を受け取りに行く」などと電話があり、繰り返し自宅を訪れた男に現金計3300万円を渡したということです。

6月に入り男らと連絡を取れなくなったことから、詐欺を疑った女性が警察に相談し事件が発覚しました。

警察は、市役所職員や銀行員などを名乗る電話があった時は、まず警察に相談してほしいと注意を呼び掛けています。