校則に不満の13歳男子生徒がスカートで登校 「猛暑なのに半ズボンが認められない」

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暑くてたまらないのに、「丈の短いズボンはダメ」という学校。校則を変えてほしいと願う少年がスカートで登校し、ブラック校則に抗議していることを、『WalesOnline』など海外メディアが伝えている。
ウェールズで暮らすオスカーくん(13)が、暑いなか制服の長ズボンをはいて登校する毎日にうんざりしていた。気温は日に日に上昇しており気分が悪くなるほどなのに、校則によって半ズボン登校を許可してもらえないからだ。
制服に関する校則を見直してほしいと考えたオスカーくんは知恵を絞り、女きょうだいのスカートをはいて登校することに。校則の見直しにつながることを願ったこの行動が、多くの人に注目された。
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スカート着用で話題を集めたオスカーくんは、校則についてメディアに「本当は破りたくないんです」「こんなに暑いのに、長ズボンで過ごすなんて無理でした」「冗談のつもりもあったんですが、みんなが応援してくれました」と明かした。
なお学校側は「暑い日が確かに続いています」「状況をしっかりモニターしていきます」と発表。体操服の着用については許可したというが、制服の見直しに関する決断には至っていない。
母親のハンナさんによると、オスカーくんは昨年の夏も「スカートで学校に行ってもいい?」と聞いていたとのこと。当時は「いじめに遭うかも」と考え許可しなかったというが、今年は「どうしても!」と言い張るオスカーくんに、スカートの着用を許した。
ハンナさんは「ガッツある抗議の方法に驚きました」「昔よりも気温は上昇しているんです。なのにこのままでは子供たちがかわいそう」「『(暑いときには)気分が悪くなって勉強にも集中できない』と息子から聞いています」と語った。
日本においては、新型コロナウイルス感染対策としてマスク着用を続けている子供が今も多く、夏の暑さ対策についてはよりしっかりと考えておく必要がある。
また保護者の一部からは、「せめて通気性が良い体操服での登校を認めてほしい」「速乾性があって毎日洗えるぶん、体操服のほうが清潔でいい」という声が以前からあがっている。
昔から続く校則を大事にする学校も多いが、時代や環境は確実に変化する。場合によっては見直して改定することも、児童・生徒のためになるのではないか。