「説明責任を果たすべき」電力販売カルテルや顧客情報不正閲覧問題の質問相次ぐ 中部電力定時株主総会 名古屋

28日、中部電力の定時株主総会が行われ、株主からは電力販売をめぐるカルテルの問題について、質問が相次ぎました。
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名古屋市東区で開かれた中部電力の定時株主総会には、株主283人が参加しました。(株主)「説明責任を果たすべき。きちんと理解できるように、具体的にわかりやすく説明してほしい」
CBC
株主総会の冒頭、中部電力の勝野哲会長は、電力販売カルテルの問題や競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧した問題について「株主にご心配をおかけした」として謝罪しました。株主から取締役の責任について問われると、林欣吾社長は「公正取引委員会との間で、事実の認定と法解釈に見解の相違がある。訴訟に的確に対応していくことが我々の役目だと考えている」と応じました。また、運転停止中の浜岡原発の再稼働については「安全にたゆまぬ努力を捧げ、地元の理解も得ながら再稼働に向けて進めていきたい」と答えました。
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株主は…。(株主)「(質問しても)用意された回答だけで終わってしまう。だから他のこともあんまりピンと来なかった。残念」「いろいろな意見が聞けたから良かった。原発に関しては仕方ないから賛成。ただし、安全には気を付けてほしい」