習近平国家主席が琉球・沖縄に言及 台湾の次は沖縄を狙って軍事行動か

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中国共産党機関紙・人民日報は6月4日、習近平国家主席が資料館を訪れた際に魚釣島(尖閣諸島)について説明を受けたとき、「昔私は福建省で勤務していたが、中国と琉球との関係や根源が深いことを知った」と言及した記事を掲載した。
人民日報は以前にもある専門家の論文を引用する形で、沖縄の帰属は未解決で日本ではなく中国に領有権があると報じたことがある。
この真意についてこれ以上の詳細は分からないが、中国は台湾や香港だけでなく、尖閣諸島を核心的利益に位置づけ、今日でも毎日のように中国の船が尖閣諸島の日本領海に侵入し続けており、この現状と習氏の発言は一致しないわけではない。
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今現在、習国家主席が沖縄侵攻を決断することはない。まず目先の問題は台湾であり、沖縄本島には米軍が大規模に駐留するので、中国にとって沖縄侵攻の難易度は高い。
しかし、台湾有事となれば沖縄米軍が駆け付けることになり、そうなれば中国軍は在日米軍基地への限定的な空爆などを行ってくる可能性が高い。
だが、それは同時に沖縄が中国から攻撃を受けたことになり、日本の自衛隊も関与することになる。そうなれば、日中が争う尖閣諸島でも軍事的衝突に発展する可能性が浮上し、尖閣諸島が沖縄県石垣市に属することから、いずれにしても“沖縄侵攻”という事態が生じることになる。
沖縄侵攻というと、中国が沖縄本島に上陸作戦を行うようなイメージが先行するが、沖縄本島から400キロ以上離れた離島への攻撃も同じ意味であり、台湾有事のリスクも踏まえれば、決して非現実的なシナリオとは考えにくいのだ。