企画展「北斎 大いなる山岳」に、ARで飛び出すフォトスポットが登場

すみだ北斎美術館は6月20日から、企画展「北斎 大いなる山岳」を開始した。期間中は、北斎が描いた富士山の”登頂記念撮影”が楽しめる「北斎の富士に登ろう!ARで飛び出すフォトスポット」が、3階ホワイエに登場する。

同展は、北斎による多彩な山の表現とその魅力に迫る展覧会。浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)や門人が描いた山の作品を前期・後期あわせて約100点を展示する。

「北斎の富士に登ろう!ARで飛び出すフォトスポット」は、スマートフォンで会場に設置されたQRコードを読み取り、「冨嶽三十六景 諸人登山」のフォトスポットにかざすと、富士山下山道の砂走り(すなばしり)を滑り降りる人物が現れるというコンテンツ。展覧会鑑賞とあわせ、北斎が描いた富士山登頂記念に撮影を楽しめる。

フォトスポットにデザインされた作品について、担当学芸員によるヒトコト解説が流れるARもあるという。

同コンテンツの利用は無料。ただし、企画展観覧券か前売券、または年間パスポートが必要。

同展は8月27日まで、3階企画展示室で開催。企画展前売券は、一般800円、高校生・大学生・65歳以上560円、中学生・障がい者240円、小学生以下無料。企画展観覧券は、一般1,000円、高校生・大学生・65歳以上700円、中学生・障がい者300円、小学生以下無料。