病院が通報…4歳娘をテーブルから落としてケガさせその後死亡させたか 母親を逮捕 日常的に虐待の可能性も

4歳の娘をテーブルから落としてケガをさせ、その後死亡させたとして、三重県津市の42歳の母親が逮捕されました。警察は日常的な虐待があった可能性もあるとみて調べています。

逮捕されたのは、津市の工員・中林りゑ子容疑者(42)です。

中林容疑者は5月22日頃、自宅のローテーブルの上にいた娘のほのかちゃん(4)に腕をぶつけ、床に転倒させるなどして頭などにケガをさせ、その後死亡させた傷害致死の疑いが持たれています。

ほのかちゃんは、テーブルから落ちた3日後に意識不明の状態で病院へ救急搬送され、翌日急性硬膜下血腫で死亡しました。

病院がけがの状態を不審に思って警察に通報しました。

中林容疑者は概ね容疑を認めているということです。

ほのかちゃんの体重は4歳児の平均より軽い13キロで、顔や背中、足などにも外傷があったということです。

近所に住む女性:
「2、3年前から小さい子供の泣き声が、1日中泣いたりしてたからおかしいなとは思った。女の子だけ、何度か車の中に放置するのはここで(庭の)手入れをしている時に見えた。それが2、3度見たことある」

警察は日常的な虐待があった可能性もあるとみて調べています。

三重県の児童相談センターも29日午後、会見を開きました。

ほのかちゃんは2019年に中林容疑者からの「シングルマザーで子供がみられない」という相談を受け、中勢児童相談所が保護していました。

その後、中林容疑者が自身での養育を希望し、2021年に保育所への入所を条件に保護を解除していたということです。