【速報】4歳の娘の背中を押して転倒させ死亡させた疑い 42歳の母親を逮捕 病院から「児童虐待の疑い」との通報で発覚 体には複数の皮下出血も 三重・津市

三重県津市のアパートで、当時4歳の娘に暴行を加え死亡させたとして42歳の母親が逮捕されました。
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逮捕されたのは津市久居野村町の工場作業員・中林りゑ子容疑者(42)です。警察によりますと中林容疑者は5月22日ごろ、自宅アパートで、テーブルの上にいた三女のほのかちゃん(当時4歳)を右腕で押して床に落とし、26日に急性硬膜下血腫により死亡させた傷害致死の疑いが持たれています。25日に中林容疑者本人が消防に通報してほのかちゃんが救急搬送されていて、救急隊が到着した際、ほのかちゃんはあおむけで意識がない状態だったということです。ほのかちゃんが亡くなった後、医師から「頭蓋内出血や低体重など、児童虐待の疑いがある」と警察に通報があり発覚。ほのかちゃんは解剖時の体重が約12キロとやせていて、体には複数の皮下出血があったということです。また、三重県の中勢児童相談所によりますと「シングルマザーなので仕事をしないと生活できない」という中林容疑者の申し出で、2019年2月に児童相談所がほのかちゃんを一時保護。6月に乳児院に移っていましたが、2021年に親族による支援が可能などとして自宅に戻っていました。
中勢児童相談所の会見
しかし、去年2月にほのかちゃんの両ほほと両耳にあざがあるとの連絡を受け、中林容疑者と面談。この時に中林容疑者は「ベッドから落ちておもちゃ箱に顔を突っ込んだ」と説明し、児童相談所の指導にも従う姿勢だったため、一時保護はしなかったということです。児童相談所は「一時保護をしなかった判断は間違っていない」としていますが、今後第三者委員会を設置し、対応が適切だったかどうかを検討する方針です。
CBC
中林容疑者は警察の調べに概ね容疑を認めていたということで、警察は日常的に虐待があったかどうかや、犯行時の状況などを慎重に調べています。