信号無視の車にはねられ少年死亡…“危険運転致死罪”で19歳男に懲役11年求刑「検挙免れようと前照灯消す」

去年7月、名古屋市中川区で信号無視の車にはねられ、17歳の専門学生が死亡した事件で、危険運転致死の罪に問われている19歳の男に懲役11年が求刑されました。

名古屋市中川区の無職で19歳の男は去年7月、中川区の国道1号線で、車で赤信号を無視したうえ、時速110キロ以上で交差点に進入し、自転車に乗っていた丹下一斗さん(当時17)をはねて死亡させた、危険運転致死の罪に問われています。

これまでの裁判員裁判で、男は「意に介することなく赤信号を無視したわけではない」と起訴内容を否認しています。

4日の裁判で、検察側は「検挙を免れようと前照灯を消して赤信号を殊更に無視するなど、極めて危険で悪質な運転」などとして、懲役11年を求刑しました。

弁護側は「殊更に赤信号を無視したという十分な証拠はない」などとして、危険運転致死罪は成立しないと主張しました。

改正少年法では、18歳と19歳は「特定少年」と位置づけられています。インターネットの特性を鑑みて、記事は放送から一部変更しています。