夏場は気温や湿度が上がるため、食材が早く傷んでしまいます。傷んでいたり菌が繁殖したりしている食材を口にすれば、重篤な食中毒を引き起こす可能性もあるでしょう。普段から学校や職場にお弁当を持っていっている人にとって、夏場はかなり悩ましい時期ですよね。
夏場であっても工夫次第では、食材が傷みにくいお弁当を作れます。本記事では前日から対策することで、夏場の対策をしつつ朝のお弁当作りを楽にする、おすすめなテクニックを紹介します。
夏の日差しからお弁当を守るアイディアを教えてくれたのは、整理収納アドバイザーとして、数々の情報を発信しているうにこ(smartlife0915)さんです。
ただし投稿内や本記事で紹介する内容は、あくまでも「傷みにくくする方法」です。この方法を用いることで、食材が傷まないというわけではありません。夏場は基本的に、持ち運びの時間は短くしたうえで、すぐに冷蔵庫などで保管しましょう。
うにこさんが紹介しているテクニックは、前日のうちからお弁当箱におかずを詰めておくというもの。前日のうちにほとんどのおかずを弁当箱に入れておき、蓋ではなくラップをして一晩保管します。ラップとお弁当との間にキッチンペーパーを挟むのがポイントです。
翌朝お弁当をみてみると、ラップには大量の水滴が付いています。この水滴こそが、食材を傷ませる要因だそう。
水分が多いと細菌がふえやすくなりますので、おかずの汁気はよく切りましょう。
農林水産省より引用
キッチンペーパーを挟むことで、水分をしっかり吸収してくれるため、食材が傷んでしまう要因を少しでも減らせるということです。冷やしたお弁当は、ラップとキッチンペーパーを外し、後は蓋をして持っていくだけ。
食材を傷みにくくするだけでなく、忙しい朝にお弁当を作らなくていいので時短にもなります。
特別な手間や道具がいらない方法であるためか、投稿でも多くの人から以下のような驚きのコメントが集まっています。
「その方法をもっと早くに知ってたら、五時半起きしなくてよかったのに…」
「これ真似します!!」
「キッチンペーパーは思い付かなかった! やってみます!」
「そんな方法があるんですね! ビックリです」
なお夏場のお弁当対策としては、ほかにも以下のようなものがあります。
・殺菌作用のある食材を積極的に取り入れる
・生野菜などは控える
・冷凍したものを保冷剤代わりにする
・食材は素手で触らない
・水分の多い食材や汁気が出るものは控える
殺菌作用のある食材というのは、梅干しやお酢です。冷凍したものを保冷剤代わりにするというのは、例えばご飯は冷凍したまま・冷凍食品をそのまま・果物やゼリーは凍らせてから、お弁当に入れるといった方法があります。
以上がこれからの時期に実践したい、お弁当の対策です。繰り返しになりますが、ご紹介した方法を採用したからといって、食材が傷まないわではありません。涼しい場所で保管する、持ち歩き時間を短くするといった対策はしておきましょう。
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[文・構成/grape編集部]