アサヒビールはこの度、プレミアムビールの新ブランドとして「アサヒ食彩」を発売します。7月11日の発売を前に開催された発表会には、同社ビールマーケティング部 江澤創氏、マーケティング本部長の梶浦瑞穂氏のほか、MEGUMIさんと蛙亭の2人が登壇、商品の魅力をアピールしました。
■”生ジョッキ缶”で楽しむ、上質な泡とフルーティーな香り
新発売となった「アサヒ食彩」。発表会で試飲させてもらいましたので、まずはその味わいをご紹介します。
「アサヒ食彩」の特徴をひとことで表すと、きめ細やかで上質な”泡”と、口に含んだ瞬間に広がるフルーティーさ。そしてこの味わいを楽しむ後押しをしてくれるのが”生ジョッキ缶”の広い飲み口です。
ふたを開けた瞬間から泡がみるみる膨らんで、まさに外食で生ビールが運ばれきたときのような高揚感を誘います。
驚いたのは、この泡が時間が経ってもへたることなく立体感をキープしていたことです。味わいはもちろんのこと、視覚的にもおいしさやラグジュアリー感を演出してくれます。
飲み進めるほどに広がる豊かな香りと、濃厚な味わい(でも後味はスッキリ)がくせになります。「アサヒ食彩」、どのような戦略で開発された商品なのでしょうか。
■”タイパ重視”の消費者トレンドに対し、従来にはない新たな価値を持つビールの提案へ
新しいプレミアムビールを開発するにあたり消費者ニーズを調査する中で見えてきたのは”タイパへの意識の高さ”であったと、同社ビールマーケティング部の江澤創氏は語ります。
普段の食事に”ちょっとした贅沢”を求める際の行動として、「調理に時間をかけず、ちょっといいお店の食事を宅配で頼む」「お店で買ってきた惣菜を気に入った食器に盛り付け、効率良くいい気分を演出する」というように、手間や時間を短縮して効率的に贅沢を楽しむ傾向が見られたといいます。
そういった消費者に向け”手軽に味わえる贅沢感”を提案するにあたり、ふたを開けるだけの手軽さでラグジュアリー感を演出できる”生ジョッキ缶”の”スーパードライに続く二弾”という形で開発を進めたそうです。
江澤氏は、「本商品の開発で特に力を入れた『香りが湧き上がり、広がる味わい』は”生ジョッキ缶”だからこそ実現できます。従来にはない、新たな価値を持つビールを提案したいと考えました」と熱を込めました。
○■酒類市場は”ビール回帰”の流れが加速する見通し
今後の酒類市場の見通しについて同社マーケティング本部長の梶浦瑞穂氏は、「2026年のビール類酒税一本化に向け、ビール回帰への流れが加速しています。足元の話では、2023年に2回目のビール減税があることにより更なるビールカテゴリーへの流入が起こると考えています」と見通しを説明しました。
さらに、この2年間で”プレミアムビール”購入者数が増加したことを表すデータを引用。その背景として”コロナ禍における家中(いえなか)時間の定着”と”消費の二極化”があると分析しました。物価や電気代の高騰で節約が叫ばれる中、節約する出費とお金をかけて楽しむ出費の優先順位を立て、家計を調整する傾向にあるといいます。
「『アサヒ食彩』をはじめとして、主力の『スーパードライ』『アサヒ生ビール』など、さまざまなお客様に楽しんでいただけるようバラエティに富んだラインナップで多様な選択肢を提供し、わくわくするような仕掛けを行っていきます」と締めくくった。
■MEGUMIさんは「人生で一番の泡!」と感動を表現
発表会の後半は女優のMEGUMIさんとお笑い芸人 蛙亭の2人が登壇し、「アサヒ食彩」に関するトークセッションを行いました。
MEGUMIさんは缶を開けた時の泡について、「私の人生で一番の泡が出ました!」と感動を表します。さらに「きめ細やかな泡、フルーティーな香りとすっきりした味わいで本当に飲みやすかったです。料理がシンプルであっても、上質なビールが加わることでラグジュアリーで楽しい空間になると思いました。」と味わいへの満足度を語りました。
蛙亭の2人も、「香りの豊かさに驚きましたし、元々好きだったビールがもっと好きになりました。」(イワクラさん)「コクがしっかりしているのに後味がすっきりですごくおいしかったです!」(中野さん)と、「アサヒ食彩」の魅力をアピールしました。
「アサヒ食彩」は7月11日より、全国の酒類取り扱いコンビニエンスストアで発売されます。日常の”ちょっとした贅沢”としておうち時間に彩りを与えてくれる「アサヒ食彩」、ぜひお近くの店舗でチェックしてみてくださいね。