スシローで見たことないネタが最高に旨かった! 「にっぽん海からうまいもん祭」を食べつくす

スシローで始まった「にっぽん海からうまいもん祭」。北は北海道から、南は福岡県まで、日本各地で獲れたネタや名物が集結! スシローに行くだけで旅行気分が味わえるフェアなのだとか。

品数が多く、何から食べようか迷うくらいたくさんのネタが揃っている「にっぽん海からうまいもん祭」。商品全体を見た感じ、半数以上が黄色皿でお得なネタが多い印象。さっそく食べに行ってきた。
○食べ比べ皿はマストで食べたい

まずは、食べ比べ系のネタから。

「北陸産あおりいか3貫食べ比べ」(260円)は、生、焦がし醤油炙り、特製ダレの漬けの3種がセット。いかの王様とも呼ばれるあおりいかは、鮮度が高くいからしいねっとりした食感や、コリコリした食感が味わえる。生のあおりいかはとにかく甘い!

「北海道炙りタラコと博多明太子食べ比べ」(180円)は、北と南のうまいもんを一気に味わえる一皿。タラコと明太子、似ていていまいち違いが分かっていないのだが、これを食べれば辛味や旨みの濃さが違うことがはっきりと分かる。博多明太子はピリリと辛く、しっとりと旨みのあるタラコの差を楽しむのもおすすめ。

見た目がちゅるんとして新鮮さが伝わる「駿河湾盛り」(120円)。しらすと桜えびをどちらも生でいただけるのに黄色皿という価格がバグっている一皿。鮮度が高いので、席に届いたらいち早く食べるべし。つやつやな見た目通りプルプルな食感で、どちらも生姜がトッピングされているのでサッパリと食べられる。
○国産にこだわった新鮮ネタが旨い

今回のフェアは創作系のすしが少なく、鮮魚そのもののおいしさで勝負しているネタが多い印象。どれもこれも魚が旨い!

「国産生サーモン」(120円)は、もっちもちで旨みの強いサーモンを味わえる。冷凍せずに店舗まで運ばれ切り付けすることで、このもちもち感を楽しめるらしい。脂のりが良い国産サーモンが黄色皿というお得感。サーモン好きには外せない一皿。

「国産真あじ」(120円)は、水っぽくなく旨みがしっかりと感じられる一皿だった。これも鮮度が良いからだろうか。サッパリと食べられるので、

「三陸産ほや軍艦」(120円)は、東北で有名な「ほや」を軍艦にしたもの。実は青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島では通常販売メニューらしい。何味と表現するのが難しい、酸味がありつつ苦味も若干あり、どこか甘みも感じるがしょっぱさもある……という不思議な味わい。この機会に試してみてはいかがだろう。

「北海道産たこわさび」(120円)は、北海道の水たこをたこわさびにしたもの。わさびは香りがよく、思いっきりつーんとくるほどではなかったので、たこの旨みをよく引き立てていた。

「真鱈の天ぷらにぎり」(120円)は、優しい旨みで身がふわふわ! 出来立てが一番美味しいので、早めに食べることをおすすめしたい。卓にある甘たれをかけて食べれば、さくさくの衣とふわふわの身をより引き立ててくれて旨い。

「匠の漬けごま天然ぶり」(120円)は、ごまの香り豊かな味わい深い逸品。国産天然ぶりは脂がのっていて、店内仕込みで丁寧に漬けることで旨さがぎゅっと詰まった漬けネタに仕上がっているようだ。

「兵庫県産甘えび2貫」(180円)は、プリプリでトロトロな甘えびをじっくりと味わえる。かなり甘みが強く、噛むたびに口いっぱいに広がる甘みがたまらない。

「北海道産数の子」(180円)は、パリパリとした歯応えが楽しい。上品な味わいで、酢飯との相性が良く、高級感のある味わいだった。
○一番旨いネタは「ブリヒラ」だった

フェア期間と同じタイミングで販売されていた「活〆ブリヒラ」もいただいた。見た目はほぼブリなのだが、これが今回食べた中で一番旨かった!

ブリヒラとは「ブリ」と「ひらまさ」を組み合わせたハイブリッド種。ブリといえば、脂がのっていて旨みが強いものが多いが、中には脂感が強いな……というネタもある。そんなブリの旨みを残しつつ、ひらまさの弾力ある歯応えを合わせることで、抜群に旨いネタに仕上がっている。

身をしっかりと感じながら、程よい脂のりと甘みが広がってとにかく旨い。このネタがレギュラーメニュー化、お待ちしています!!
○有名店コラボラーメンも販売中

「にっぽん海からうまいもん祭」に合わせて、函館塩ラーメン、和歌山ラーメンも販売されていた。

「昆布香る函館塩ラーメン」(440円)は、東京・荻窪の塩ラーメンの名店「函館塩ラーメン 五稜郭」監修。透き通るスープは魚介の旨みがきいていて、あっさりとした仕上がり。ここにトッピングのとろろ昆布を混ぜることで、さらに昆布の旨みがきいてくる。

そして「和歌山ラーメン」(440円)は、豚骨醤油スープでガツンとした香りが食欲をそそる。しかし、スープは香りから想像するよりも軽めであっさり家系くらいの仕上がり。コクが深く、残ったスープにしゃりを入れていただくのもおすすめ。ちなみに和歌山では鯖の押しずし「早すし」とラーメンを一緒に食べる文化があるらしい。
○デザートは夏しいスイーツで

かなりお腹いっぱいだが最後はデザート! 新商品は「もちっとみたらし団子」(130円)と「マンゴーミルクアイスケーキマンゴーソースがけ」(220円)。

みたらし団子は甘じょっぱくて、量もそこまで多くないので、食後にちょっと何か食べたいという時にちょうどいい。マンゴーミルクアイスケーキは、ひんやりしていて夏らしいスイーツ。マンゴーがトッピングされ、ソースやアイスもしっかりとマンゴー味を感じられるので爽やかな仕上がりだった。

全部食べたら相当お腹いっぱいになる今回のフェア。ぜひお腹ペコペコの状態で行くことをおすすめしたい。

※一部店舗では価格が異なる