海外のファンからリクエストも! 86歳スナックママが作詞した曲、地元ラジオ番組に 沖縄

沖縄県石垣市石垣の老舗スナックの女性店主が作詞した「三味線の友」など7曲の歌がCDになり、地元ラジオ局エフエムいしがきの歌謡番組で流れている。作詞したのはスナック「キティーラブ」の糸洌サダ子(芸名サダ)さん(86)。「作詞も長寿の秘訣(ひけつ)」とPRしている。
作詞を始めたのは2003年。趣味の三線から思い付いた「三味線の友」が1号だ。その後、故郷・与那国の民謡大会歌詞部門で最優秀を受賞し、作詞に目覚めた。夫の長一さん(88)と二人三脚でスナックを営む夫婦の絆を描いた「感謝を込めて有難う」や「母への想い」、グアバの成長ぶりに人生の実りを願った「わたしの庭先」など8曲を手がけた。
作曲は市文化協会歌謡部会部会長の安里隆さん(真栄里、ARI音楽企画代表)が引き受けた。歌唱はNHKのど自慢チャンピオンの実績を持つ安里さんや、部会員の木村美子(芸名=ムラキみこ)さんらが担当。安里さんは地元ラジオ番組のパーソナリティーでもあり、「サダさんの曲には県内、福岡、時にアメリカなどのファンからリクエストがかかる」と話す。
サダ子さんは「何でも食べ、転倒通院以外は医者知らず。作詞も頭の体操になり、当面は50曲を目指したい」と声を弾ませた。
1月14日にはスナック開店46周年記念パーティーが開かれ、サダ子さんが作詞した「わたしの庭先」などを安里さんらが熱唱した。(太田茂通信員)
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