新潟県で今年最高37.0℃記録 猛暑日地点は今年最多 関東な…の画像はこちら >>
きょう7日(金)は、きのう6日(木)以上に気温が上がり、新潟県新潟市秋葉区(新津)で37.0℃と、今年全国最高を記録。最高気温35℃以上の猛暑日は62地点と今年最多に。関東など来週も危険な暑さに。熱中症に厳重警戒。
新潟県で今年全国初37℃超え 猛暑日地点今年最多
きょう7日(金)は、本州付近には上空1500メートル付近に+20℃以上と、晴れれば軽く地上で35℃以上になる強い暖気に覆われたこと、強い日差しが照り付けたこと、北陸などではフェーン現象の影響などで、6日(木)以上に気温がハイペースで上昇。近畿~東北で最高気温35℃以上の猛暑日続出となりました。新潟県新潟市秋葉区(新津)で37.0℃と、今年全国ではじめて最高気温37℃以上となりました(16時まで)。ちなみに、近年、その年初めて37℃以上になるのは、以下の通りです。2022年:6月24日(新潟県十日町市、上越市大潟)2021年:7月18日(北海道足寄町、北見市、帯広市、岩手県一関市など)2020年:8月 6日(富山市、兵庫県豊岡市)2019年:5月26日(北海道佐呂間町、足寄町、帯広市、陸別町など)2018年:6月29日(山形市、埼玉県寄居町、群馬県伊勢崎市など)2017年:7月 9日(群馬県館林市)2016年:7月 2日(金沢市、富山県高岡市伏木)2015年:7月10日(大分県日田市)2014年:6月 4日(北海道音更町駒場、北見市など)
近畿~東北で猛暑日続出 東京都内も今年初の猛暑日に
その他、16時までの最高気温は福島市と群馬県伊勢崎市で36.9℃、京都府京都市36.8℃、熊谷市36.5℃など、最高気温35℃以上の猛暑日地点は今年最多の62地点。東京都内でも、今年はじめて35℃以上の猛暑日を練馬区と八王子市で観測。東京都心も34.2℃と、今年一番の暑さとなりました。
来週 関東甲信中心に危険な暑さ 高温に関する情報発表
あす8日(土)は、九州~東北にかけて広く雨で、気温はきょう7日(金)ほど上がらないでしょう。ただ、それでも東京都心や名古屋市で33℃など、湿度も高くかなりムシ暑くなりそうです。一方、今週末は北海道では晴れて、札幌で30℃以上の真夏日となりそうです。来週にかけても、厳しい暑さが続く見込みです。特に、関東甲信地方では、7月10日(月)~13日(木)にかけて、最高気温が35℃以上となる所が多く、気象庁から高温に関する情報が発表されました(7日夕方)。東京都心も10日(月)から、連日35℃くらいまで上がる予想です。湿度も高いため、熱中症にはいっそうの警戒が必要です。
熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。