お小遣いで舞台監督へのオファーも…8歳のSDGsな少女がフェスを開催 「困った人が少なくなるんじゃ」

愛知県長久手市の小学2年の女の子がSDGsをテーマにイベントを主催しました。困った人をなくしたい「ちぃちゃんのフェスティバル」です。 愛知県長久手市に住む小学2年の佐藤千咲芸さん(8)、あだ名は「ちぃちゃん」です。この日、パソコンでイベントのプログラムを作っていました。
ちぃちゃんは人や地球のことを考えるSDGsな少女です。去年2022年の夏休みに、レンタルスペースを借りてリサイクルショップを開き、売上を子ども食堂に寄付しました。
2023年はさらにレベルアップをとイベントを企画し、準備を進めていました。ちぃちゃん:「ここら辺はリサイクル品です」 リサイクルのために集めた不用品はすでに去年の倍以上あり、レンタル倉庫を借りるまでになりました。
今回はお年玉やお小遣いをためてホールを借りて「ちぃフェス」と題し、歌やダンスを披露する予定です。
ちぃちゃん:「見に来る人も楽しめるし」 リサイクルショップに来てくれた人たちをエンターテインメントでもてなしたいと、演出や構成を母親と一緒に考えました。 オープニングでは、自分で振り付けたバレエを披露します。
バレエ講師:「ちぃちゃんに振り付けを考えてもらって、プロに負けない振り付けでしたからすごい」 そして迎えた本番当日。倉庫から会場へとリサイクル品を運びます。会場に到着し、完成したプログラムを並べて準備はOK。そして助っ人もやってきました。舞台監督の鈴木絢子さん:「ある日突然ちぃちゃんからLINEがとんできて、進行をやってほしいと.。困っている子供たちにお金を全部寄付するから、あんまりないんだけど私が1000円渡すって」
なんと、プロの舞台監督をお小遣いでオファーしていました。 そして、もう一つのエンターテインメント「縁日」の準備も…。
午後2時開場。お客さんが次々と入ってきました。いよいよ「ちぃフェス」の開催です。
ちぃちゃん:「本日はちぃちゃんのSDGsフェスティバルにご来場いただき、誠にありがとうございます」 練習したバレエはうまく踊れました。
休憩時間、ロビーでは縁日に大勢の人が集まりました。
メインのリサイクル品販売も、大盛況でした。
来場客:「娘と年が近い子なので、自分からいろいろ考えて企画するのはすごいなと思います」別の来場客:「せっかくなので、いくつか家にあるものも持ってお邪魔させていただいて、今見たらなくなっていたので、ちょっと嬉しかったですね」 目標額の10万円の倍以上となる、およそ26万円が集まりました。ちぃちゃん:「きっと今度からは困った人が少なくなるんじゃないかなと思いました。来年の来年まで、もっともっと続けていきたいなと思いました」
集まったお金は長久手市にある児童養護施設などに寄付したということで、2024年はリサイクルをテーマにした物語を、バレエで披露する予定です。