「クソ素人が来たな」投稿で大炎上した二郎系ラーメン店の今…Google評価は2.7、荒らしレビューも

たびたび世間を騒がせるラーメン店の炎上。最近ではつけ麺の名店「つじ田」の創業者がYouTube上で語ったつけ麺の食べ方についての発言が波紋を広げているが、今年上半期に話題を呼んだものといえば、“二郎系ラーメン”の店『夢を語れ 埼玉店』の店主が「クソ素人が来たな」とツイートした騒動だろう。
発端は4月21日、同店に訪れたあるTwitterユーザーが、具体的な店名を出さずイニシャルで表現した上で、スープや麺などを「不味い」とレビューしたことだった。続けてこのユーザーが「もう2度と行かない」とツイートすると、その投稿を見つけた同店の店主は《もちろんもう二度と来ないでください!お残しに募金を頂いてるのですが、不快だったので声もかけず、ありがとうございましたも意識的に省略しました》と直接リプライ。さらに、こう綴ったのだった。
《コールの時に「にんにくなし」って言われた時点で、クソ素人が来たなと思ってたんですけど案の上だったので、そもそもこういう輩が入って来ない店を目指したいです》
この投稿はたちまち大炎上し、同月24日に『夢を語れ 埼玉店』の店主はTwitterに謝罪文を掲載。一連のツイートも全て削除したが、それでも非難の声は止まず、ネットでは《初めての客をクソ素人とか何様のつもりなんだろ》《そもそもラーメン食べるのに素人ってなに?とりあえず、んな店入りたくないわな》という厳しい声が相次いでいた。
また「夢を語れ」本部は本誌の取材に対して、担当者が謝罪した上で、埼玉店の店主について「ご来店して下さっているお客様に対しての考え方の根本そのものがズレており、あってはならない対応だったと考えます」とコメント。
さらに「4月26日(水)の営業をもって『夢を語れ』の屋号を外させ、夢を語れ埼玉としての営業を終了させます。当初より、独立出店の店舗が『夢を語れ』屋号で営業できる期間として3年間と定めております。埼玉店は2023年10月20日で3年を迎えますが、その期間を早める処分となります」と明かしていた。
そして実際、騒動の後に『夢を語れ』埼玉店の屋号は変わり、現在は『道の途中』という店名で営業をしている。果たして、『道の途中』の“その後”はどうなっているのだろうかーー。
まずGoogleマップ上でのレビューで、評価を表す星の平均は2.7(7月11日時点)とまずまず。実際の口コミを見ると、《店名の通り「道の途中」ということで、まだまだですね。美味しいラーメンには道半ばというのが食べた感想です》《スープが薄いし肉の味付けしてる?ん~私には合わない味でした》といった手厳しい声が散見される。そして、炎上騒動以降は、口コミも書かずに星1だけをつける“荒らし”とも取れるレビューもいくつか見られた。
いっぽうで、4つ星評価をした上で、《普通に美味しかったです。「ズバ抜けて中毒になる!!」ってわけではないですが、近所にあったら通うかなってレベルだと個人的には思いました。個人的にはね》と応援する声もあった。
また人気グルメサイト「食べログ」を見ると、評価は3.04ポイント。『夢を語れ』時代の3.25に比べると0.21ポイント下がっているが、口コミを見ると、「美味しい!」と味を評価する投稿がほとんどだった。
炎上を経て、再起の道を模索する“道の途中”のようだ。