木やフェンスを倒した突風は「ダウンバースト」か「ガストフロント」 名古屋地方気象台が調査結果を公表 名古屋市名東区と長久手市で被害

12日に名古屋市名東区や長久手市で倒木などの被害をもたらした発生した突風は、ダウンバーストかガストフロントの可能性が高いと名古屋地方気象台が発表しました。
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12日午後3時すぎ、名古屋市名東区高針台から、長久手市蟹原にかけて突風が発生し、長久手市のゴルフ練習場のフェンスが横倒しになったほか、名東区の猪高緑地では高さ約10メートルの木が倒れたりするなどの被害が出ました。
CBC
この突風について13日、名古屋地方気象台の職員が、現地で住民から当時の様子を聞いたり、被害の様子を確認したりするなど調査を行いました。その結果、突風発生時刻に活発な積乱雲が通過していたことや、竜巻のような渦の目撃情報がなかったことなどから、突風はダウンバーストかガストフロントの可能性が高いと判断しました。
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ダウンバーストは積乱雲から急激な下降気流が発生し、冷たい空気が吹き降りる現象です。また、ガストフロントは冷たい空気が地表を広範囲に進む突風で、どちらも被害が面的に広がるのが特徴です。
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