400円以下で尿検査もしてくれるハイテク便器 正確性には疑問…の画像はこちら >>
職場や学校での健康診断や市町村で行われる定期健診、さらに人間ドックなど、自身の健康状態を確認する方法はさまざまある。しかし、「もっと気軽に安く日常的に知りたい」という人もいるだろう。
そんな人たちに耳よりな情報を、『Oddity Central』『INDIA POSTS ENGLISH』など海外のメディアが報じた。
中国では今、尿検査ができるハイテク便器が話題になっている。設置されているのは、北京市のビジネス街にあるショッピングモール内のトイレだ。
便器の上部にパネルが付いており、用を足すと「尿検査を受けられます。支払いを行いますか?」といった文章とともにQRコードが表示され、それを読み取り決済をする。
費用は1回あたり2.80ドル(約390円)と、病院で行う検査よりはるかに安く、また所要時間も2分程度だという。
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調べられるのは尿に含まれるカルシウム、ブドウ糖、タンパク質、ケトン体、アスコルビン酸塩などで、便器の内部にそれらを測定するセンサーが内蔵されているそう。
この技術に関して、開発者は複数の特許を取得していると主張している。
しかし、費用の安さや不特定多数の人々が次々と使用する便器であることから、結果の正確性については「怪しい」「前の人の尿が混ざる可能性もある」など、疑問視する声もあるようだ。
このハイテク便器を開発した会社の担当者は、そうした声に「わが社が開発した装置は、病院の検査装置と同じ原理を使用。結果は健康状態の参考として信頼できる」と主張している。
導入しているトイレが最近増え、ついに人々の間で話題となったわけだが、じつは2021年頃からこのシステムは誕生していたという。
ただし、医師からは「この尿検査は、病院の検査ほど精密度が高くない。健康上の注意喚起くらいに捉えるべきだろう」といった意見が上がっているようだ。
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,686名を対象に実施した調査では、全体で55.3%の人が「健康診断の直前だけ急に健康的な生活にした経験がある」と回答した。
具体的には「酒の量を減らす」「少しでも軽くなるように食事制限」「少し前から歩くようにしている」などがあがった。直前で焦って苦労しないよう、日頃からバランスの取れた食事、ほどほどの飲酒量、そして適度な運動などを心掛けたいものだ。