18日~20日 東北・北陸で警報級大雨のおそれ 記録的な大雨となった秋田県も警戒

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18日~20日は、また東北を中心に、激しい雨が降り、再び大雨のおそれがあります。先週末、記録的な大雨となった秋田県でも、また雨が強まる予想です。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、警戒してください。
梅雨前線が東北地方へ また大雨のおそれ

先週末、記録的な大雨に見舞われた秋田県。17日は、降り方は弱かったものの、所々で雨が降り、雨量が増えました。降り始めからの総雨量は、すでに400ミリを超える記録的な大雨になっています。【降り始め(14日12時)から17日16時までの降水量(アメダスによる速報値)】秋田市仁別 434.0ミリ藤里 346.0ミリ角館 342.5ミリ秋田市岩見三内 325.5ミリ仙北市田沢湖高原 290.0ミリ秋田 259.0ミリそして、18日以降は、また東北を中心に、警報級の大雨になるおそれがあります。大雨をもたらす原因は、梅雨前線。この梅雨前線が、18日には東北地方へのび、20日頃にかけて本州付近を南下する見込みです。梅雨前線に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込むため、前線の活動が活発となりそうです。
予想雨量は?

18日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東北地方 80ミリ19日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東北地方 50から100ミリ20日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東北地方 50から100ミリの見込みです。特に、秋田県では、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が高い状況が続いています。また、増水している河川もあります。東北地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、警戒してください。大雨のおそれがあるのは、東北地方だけではありません。北陸地方では、前線の南下に伴い、19日から20日頃にかけて、警報級の大雨となるおそれがあります。こちらも、最新の気象情報を確認するとともに、斜面や川には近づかないでください。
土砂災害の前触れは?

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。1つめは、がけや地面にひび割れができることです。2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。