狙いは?“バス会社”が高齢者対象の“スマホ教室”を開催 便利機能でバス利用促進を!【新潟市】

バスの乗客を増やすため、新潟市で19日、高齢者を対象にしたスマホ教室が開かれました。参加者は一体、何を学んだのでしょうか?

新潟市中央区で19日に開かれたのは、高齢者を対象にした「スマホ教室」です。

新潟市・ソフトバンク新潟交通が共同で開催したこの教室で、参加者たちが一生懸命学んでいたのは新潟市が提供する『にいがたバス乗り換え案内サイト』の使い方です。

【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市内多くのバスが走ってるが、こちらのサイトでは、目的地までの経路や時刻表、バス停の位置などバスに関する様々な情報を知ることができる」

この日は、このサイトを使って古町から青山に行くバスを検索しました。

【教室では…】
「古町から青山まで行く…今ここを出た時に、何分のバスがあるよ、という…」

【参加者】
「乗り場の地図まで出るんですか?すごいですね」

便利な機能に感心する一方、慣れない操作に戸惑いも…

【参加者】
「若いうちだと慣れが早いでしょうが…」

おととし11月のダイヤ改正以降、路線バスの時刻表の紙での配布を終了していた新潟交通。

こうした教室を通して高齢者にもスマホの操作方法を学び、気軽にバスを利用してもらいたいという思いがあります。

【参加者】
「バス停いって(時刻表を)メモしていた。これだと家でも検索できるからいい」

【新潟市 都市政策部 相馬裕希 技師】
「新潟市は、自動車の利用者数が政令指定都市の中でもトップクラスに高いので、そういったものを公共交通に転換できれば、街づくりとしても一役買えるのかなと」

この乗り換え案内サイトでは、自分が乗りたいバスがあとどのくらいでバス停に到着するのかも分かるため、とても便利。こうした情報を上手に使いながら、バスの利用回数を増やすことが、バス路線の維持には重要になってきそうです。